おごり



科学技術は我々人間に不可欠です。

我々はその恩恵により、「幸福」になってきた。

科学、技術は病や苦悩を減らし、人間を不幸から救った。

それ故、科学者、技術者尊敬され、評価され、憧憬される。


人間を不幸から救い幸福にする科学、技術は必要である。

固より、科学、技術は、人間の叡智の産物である。

人間の可能性の証明でもある。

だが、人間は、そしてその叡智は全能ではない。

自然に挑んで高められるが、多くは自然の前にひれ伏してきた。

今回もそんな自然の「想定外」に直面した。

自然は、その大きさを、奥深さを披露した。


科学に、技術に「おごり」はなかったか。

我々は全知全能であると、自然に勝てると。

科学、技術は、そのわずかな実績におごってはいたのではないか。

最新の高度な科学、技術が自然をコントロールできると。


いま我々は、そのことをよく検証する必要がある。

過ちを繰り返さぬ為に、検証すべきである。

先に進むため、更に幸福になるため、検証すべきである。

「おごり」があれば、それは間違いなく、破滅に繋がるから。



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